2013.08.13
三陸海岸へ
時間を見つけては震災の被災地へ足を運び、ああでもないこうでもないと考えているのですが、まだ訪れていない地域がありましたので、夏休みを使って半ば思いつきで行ってきました。
まずは石巻へ。
震災があった年の夏にも訪れているのですが、その時と比べてだいぶ復旧が進んでいました。
護岸の工事も始まり、元の姿へ戻ろうとしています。
石巻線に乗って女川まで。
マンガッタンライナーでした。
女川駅があったところです。
「駅があった」と言われなければ、ここに街があっただなんて分からないでしょう。
反対側
高台は住宅地の造成が行われていました。
代行バスの発着場所もこの高台です。
女川からの帰りの列車もマンガッタンライナーでした。
・・と言っても隣の浦宿まではバスですが。
女川まで開通するのはいつになるのでしょう。
さて、ところ変わって気仙沼線に。
こちらはバスによる仮復旧が行われています。
BRT(Bus Rapid Transit)と呼ばれ、一部区間は鉄道が走っていたところを整備して、バスの専用道として活用しています。
表向きは「仮」復旧なのですが、上記のとおりバス専用道になっているので、鉄路として再開するのかどうかは正直分かりません。
ただ、バスのが本数も多く使い勝手がいいのかなと個人的には思いました。
南三陸町の防災庁舎がバスの中から見えました
所々に津波に襲われた地点の標識がありました。
ここは海抜12mのようです。
気仙沼にピカチュウ
気仙沼の市街地に打ち上げられた船
漁港から750m内陸の地点です。
解体することが決まったようなので、時期にこの姿は見られなくなるでしょう。
バスに揺られること3時間弱、奇跡の一本松駅に到着しました。
夏休み中だったのもありますが、見学に来ている方が結構いましたね。
誰がが言っている原発の観光地化ではないですが、奇跡の一本松も良くも悪くも観光地になっていましたね。
被災地を観光地にするのは、見せ物みたいで複雑な気もしますが、こうやって私も訪れているのであまり人のことは言えないですね。
まぁ元々高田松原として観光地ではありましたが。
モニュメントとして保存しているようなので、周辺も整備されるんでしょうか。
再びところ変わって仙台より常磐線で福島県へ。
津波や原発の影響で、常磐線も一部区間で未だ復旧していません。
新地駅周辺です。
ここも津波の被害がかなりあった模様です。
南相馬にある原ノ町駅です。
ここから東京側は原発の影響で復旧すら手に着いていません。
線路も錆びていますね。いつになったら復旧するのでしょうか。
マックすら行けない世の中なんて・・・
さすがに南下出来なかったので、バスで山越えて福島経由で帰ってきました。
震災から2年がたちました。被害の状況がそれぞれなので、復興が進んでいる進んでいないをひとくくりに評価することは出来ませんが、地元の人が納得のいく形で再建して欲しいものです。
震災がなければ、昔と変わらない生活をしていたんですから。
それよりも先行きが分からないのは原発ですね・・・。
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