2011.07.18
東北方面おでかけ(後編)
翌日は宮城を中心に。
震災の爪痕が随所に見られました。
日本三景松島。残りふたつは天橋立と厳島。厳島にも行かないとなあ。
さて、ここも相当な津波の被害を受けましたが、観光船やお土産屋さんなどは営業を再開し、復興はだいぶ進んでいるように見えました。
ただ、海岸線の遊歩道は崩れたままだったり、一部店舗はあの日以来閉店したままだったり、道路はでこぼこしていたりと、震災前の姿に戻るには、まだまだ時間がかかりそうです。
福浦橋。
松島にある「赤い橋」で有名なところです。
福浦島探検
のんびりするにはいいところです。
マリンピア松島水族館。日本で2番目に長い歴史を持つ水族館だそうです。
ここも震災の影響でしばらく営業が出来なかったようです。
分かりにくいかもしれませんが、右側の窓口にある赤いライン(青色の案内の下)まで津波が来たそうです。
うん、水族館は癒されます。
ところ変わって石巻へ。
仙石線は津波の影響で運行できない状態になっているので、松島海岸~矢本間はバスによる代行輸送。
途中甚大な津波の被害を受けた野蒜地区周辺を通るのですが、こちらは松島とは違って、見るも無残な光景が広がっており、「言葉にならない」とはこういう時に使うんだなと思い知らされました。
世界が茶色いんです。
津波の被害に遭わなかった仙石線の車両も、駅間で留置されていたままだったり、車は津波に流されたままだったりと、まさにテレビで見た光景が目の前にあり、津波が現実世界のものだったんだと再認識。
普段テレビを見ているだけでは、所詮人ごとのようにしか思えないんですよね。残念ながら。
目的はともかく、実際の様子を自分の目で直接見ることで、それが自分たちのすぐ近くで起きていることだと知り、普段の生活においても、多少でも意識できればなあと思いました。
で、石巻。
旧北上川に近づくにつれ、津波の被害が大きいです。川を津波が遡上してきたのでしょう。
電気が復旧していないので信号機は機能せず、警察官による手信号で交通整理を行っていました。
ただ、商店街の方々は元気ですね。何をしに来たか分からない我々に挨拶をしてくれるんですよ。
逆に元気づけられました。それじゃいけないんですけど。。
駅も浸水して設備が使えない中、一部区間の鉄道が復旧しているのは、復興の一歩として力強いものがあります。
巻の市役所は、どこかのデパートを改装したのですかね。作りがどう見てもデパートでした。
仙石線には、石巻市にある石ノ森章太郎ミュージアム「石ノ森萬画館」にちなみ、「仮面ライダー」「サイボーグ009」などのキャラクターをあしらった車両が走っていました。
帰りに仙台で牛タンを食べて帰宅。
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